世界で一番重要なコンピューター。皆さんはなんだと思いますか?
やはり、これらはその重要度からサイバーテロの標的に絶えずさらされているようです。
それはルートサーバーとよばれる13台のマシンです。
ルートサーバとはIT用語辞典によると
「インターネット上にはドメイン名とIPアドレスを対応させるための情報を提供するネームサーバが無数に存在しており、ドメイン名に対応した階層構造をなしているが、その最上位に位置するサーバのこと。」
とありました。
?この13台の内訳は、米VeriSign社に2台、あとは、ネットワーク管理団体IANA、ヨーロッパのネットワーク管理団体RIPE-NCC、米PSINet社、米ISI(Information Sciences Institute)、米ISC(Internet Software Consortium)、米Maryland大学、米航空宇宙局(NASA)、米国防総省、米陸軍研究所、ノルウェーのNORDUnet、日本のWIDEプロジェクトで各1台となっています。
?これらのサーバ、インターネットの基盤サービスであるドメイン名システムの大元を管理するサーバですので、もし、全台停止してしまうと、インターネットが使えなくなってしまいます。
ちなみにこれらのサーバの場所は非公開になっていて、物理的な攻撃に合わないように配慮されている他、新たなセキュリティ上の脅威への対抗とインターネット利用の急激な増大への対処のため、ルートサーバを2台管理しているVeriSign社は1億ドルを投じ、2010年までを目途にサーバ増強を行っているそうです。