PCブランドのひとつThinkシリーズからIBMの文字が消えることになりそうです。
Thinkシリーズは去年15周年を迎えたPCブランドの一つですが、IBMからレノボにブランドが引き継がれて久しくなります。
特にノートブックにおけるThinkpadシリーズは有名でご存じの方も多いことでしょう。これまで数々の名機が世に送り出され、多くの支持ユーザーが存在します。
スペースシャトル内で採用されているPCであること
宇宙空間のマウスが使用できない環境において代替デバイスとしてトラックポイントが発案されたこと
デザインが統一的でいつまでも古さを感じさせないこと
Thinkpadのデザインが実は日本発でもともと松花堂弁当の弁当箱からイメージされたこと
フルサイズキー(キーピッチ・キーサイズが18mm以上) かつ 大きめのキーストローク(約2.5mm)で絶妙な鍵打感
….等あげたらきりがないほどの数々の逸話や特徴があるThinkシリーズ(特にThinkpad)
ですが、現在このThinkpadはIBM Thinkシリーズとなっています。ブランドの使用権をIBMから5年契約で引き継いでいたため、実際の製造はレノボが行っているもののIBMロゴが引き続き使用されていたというわけです。
大部分のユーザーにとってはIBM = Thinkシリーズのイメージがまだあると思いますが、
年内にすべてのThinkシリーズはLenovo = Thinkシリーズに変わるということになります。
IBMからレノボに製造が移管された時もデザインや仕様が大幅に変わることが心配されていましたが結局はそのようなこともなく良い意味で裏切られたという声も聞かれます。
名前より中身が重要という意見もありますし、PCスキルの高いユーザーの利用率が高いThinkシリーズですからブランド名変更は大きな問題ではないかもしれませんが、Thinkシリーズの歴史とともにユーザーに親しまれてきたIBMロゴが消えるのはなんだか少しさびしい気もします。