日進月歩のIT界、長いものならぬ新しいものには巻かれろということで時々新しい技術などを取り上げていきたいと思います。
今回はPLCです。
PLCとは(Power Line Communication)のことで日本語に訳すと電力線搬送通信という意味になります。平たく言い直せば、家庭用コンセントを通してネットワークを拡張できるということになります。
?これまで家庭内の各部屋でインターネットへの接続ができるようにするためには、ネットワークケーブルを各部屋まで敷設するか無線LANを利用する方法がありましたが、ケーブルは初期敷設が大変だったり、無線LANは設定が初心者には複雑で状況により通信が切れるという問題がありました。
今回取り上げているPLCはかんたん、かつ高速なネットワーク接続の第三の方法として注目されています。設置はかんたんで、PLC用のアダプターがパソコン周辺機器メーカーから販売されています。
アダプターはLAN用の口が一つあるだけで後は電源用のコンセントしかありません。親機を担当するアダプターはルーターからケーブルを接続し、子機を担当するアダプターはネットに接続したい部屋のコンセントにつなぐだけあとは子機の側のLANコネクタからパソコンへケーブルをつなぐとインターネットに接続できるようになります。?
アダプタは2台1セットで1.5万程度で販売されていますが、増設もある程度可能です。
PLCのメリットは誰でも手軽に、ネットワークを拡張できることです。
まだまだ新しい技術のため今後第三の手段として安定的な地位を保てるかが注目です。
環境によっては十分な速度がでないこともありますので事前に調査の上で導入できればベストです。