Windows Vista が、Service Pack1リリースに合わせて、20?40%値下げされるようです。この機に一気に拡大させるのが狙いでしょうか?
しかしWindows XP で満足していて、Vistaへの移行を望まないユーザーも少なくありません。加えてXPにはService Pack3が間もなくリリースされることになっていて、さらに安定性と信頼性が高まります。Windows Vista 移行のペースが鈍る要因となりそうです。
XP SP3の新機能はNAPで、Windows Server 2008の新機能が利用できるようになります。それ以外は主にセキュリティ関連の充実で、新機能の追加は目立ちません。
新機能の追加を控えたのは、Vistaを売るための戦略と見る向きもありますが、XPユーザーが果たして新機能を望んでいるのかどうか疑問です。そもそも、欲しくない機能が多く追加されて値段も高くなり、過去の資産との互換性も不十分、というのが多くのXP支持者の言い分です。
OSの本来の目的をユーザーが意識し始めているのかもしれません。?
MicrosoftがXP SP3とVista SP1のリリース間隔をあければ、状況はまた変わっていたのかもしれません。しかし先に取り上げた新機能の追加に関連して、SP3はWindows Server 2008が安定するまで待たなければならなかったということも背景にあります。
今回の値引きの本当の理由は分かりませんが、難しいことは考えずに、Vista導入を考えていた人は「安くなるまで待って良かった」ということにしましょう。