百度上陸

Categories: ITなニュース  2008/1/24 木曜日

中国で検索サイト最大シェアを誇る百度(Baidu、バイドゥ)が、昨日(1月23日)から日本向けのサービス「Baidu.jp」を本格的に開始しました。
Googleなどと違うアルゴリズムで検索結果が反映されているのが興味深いところです。

サービス開始にあたり、「これまでの様々な誤解を解きながら発展していきたい」という趣旨の話がなされました。誤解とは、中国でのシェアを獲得できたのは、中国政府の定めたインターネットの取り扱い(検閲や国外サイト対象のフィルタリング)による恩恵だと言われていることや、MP3ファイル検索機能が違法行為を助長しているという非難、不適切な検索結果を制限するフィルタリング機能の位置づけが弱いこと、公正な検索結果というよりは商業主義だったこと・・・などを言っているのだと思います。

日本では既にYahoo!やGoogleが巨大な牙城を築いています。さらに、中国で既に人気を博しているサービスも、日本では法的に実現が難しいケースもあります。その上で、地域に根ざした検索機能や、漢字を扱う点でのこれまでのノウハウを活かしたサービスなら、日本でも受け入れられると見込んでいるようです。

今後のビジネスプランは注目できるかもしれません。


Author: Jun
アイティーアシスト代表 ワクワクするようなIT活用をご提案します。

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