Categories: ITなニュース 2008/1/21 月曜日
メールは打つものか書くものか?
どちらが日本語的に正しいかというのも興味深いところですが、今日は「打つだけでは書けなくなる?」という視点で。
ある小学校教師によると、書き言葉でまともに作文が書ける子は非常にまれだということです。
メールの普及が及ぼしている影響は無視できません。子供たちは携帯メールを実に上手く使いこなしてはいるのですが、メールは口語文で伝わるため、会話の内容はほとんど話し言葉です。文のやりとりはたくさん行っているにもかかわらず、書き言葉を使う機会はほぼ皆無というのが現状のようです。
さらに最近の携帯やパソコンの日本語辞書には「予測変換」という機能がついています。最初に数字打つだけで、単語を予測して表示するものです。賢い辞書になると、間違って入力しても、その間違いまで補正してきちんと表示します。ボタンを押す回数が減って非常に便利な機能ではありますが、「書けない」を促進しているのかもしれません。