フォーティネットジャパンによる2008年のコンピュータウイルス被害予測によると、昨年に引き続きWebサイトを悪用した感染に注意が必要とのことです。
「標的になりにくいOSおよびWebブラウザを使いましょう」と呼びかけられています。具体的には、LinuxとOperaの組み合わせがベストだそうです。
逆に最も危険な組み合わせはWindowsとInternet Explorer。ユーザー数が格段に多いため、ターゲットになりやすいのです。
セキュリティ対策はバランスが大切です。
大げさに例えると、戦闘地域に重装備で滞在している状況と、無人島で水着一枚で昼寝している状況。どちらが安全かという比較は周りの状況次第です。
Win+IE+ウイルス対策ソフトの組み合わせは前者です。できる限り装備を整えてはいるのですが、常に敵の情報を入手して必要な対策を施すことが必要です。一方で、後者は無防備ですが、敵が現れる可能性はごくわずかです。とはいっても、その人に狙われるいわれがあれば話は異なってきます。
備えた機能だけで安全が保証されているのではなく、周りの変化(ユーザー数が増えればそれだけ狙われやすくなる)に常に影響を受けるということ、さらには、訪れるサイトや、発信する情報により、どれだけ人目につくのかということで対策は変わっていくということを念頭に置いておくことが大切です。