こんな方はご用心、いずれもよくある話です。
パスワードが’123’、’abc’である。
会社から割り当てられたユーザーIDとパスワードを付箋紙にメモしてモニタに貼っている。
ちょっと前の調査ですが、米調査でパスワードを紙に書き留めてデスク周りにおいている社員は3分の1近くいるらしいことが分かっています。しかし実際に暗記できるパスワードもせいぜい3つであるという報告もあります。
もっともよく使用されているパスワードの第1位は’123’という統計もあるようです。ユーザーIDやパスワードの保管に際しては一工夫の余地がありそうですね。
技術的な攻撃ばかりに注目が集まりがちなコンピューターのセキュリティですが、目視によるパスワード漏洩やパスワード推測攻撃も立派な攻撃手段として確立されています。
上記で取り上げたように付箋紙にメモをしておく等はもっと危険性が高くなります。
近年のウイルス対策ソフトはウイルスや不正進入等に対してユーザーフレンドリーかつ鉄壁な(完璧ではないが)防御を誇りますが、そのようなソフトに依存しすぎてソーシャルエンジニアリング(つまり人為的な攻撃、情報漏えい)をまったく考慮しないセキュリティーは足元をすくわれてしまう恐れがあります。以上の項目に心当たりのある方はくれぐれもご用心を。