NECが、電磁誘導を用いた蛍光灯給電技術により駆動する無線カメラを開発したそうです。
オフィスや店舗などでネットワークカメラの導入を感じていても、コストの問題で見送られているケースは少なくありません。
電源配線やネットワーク敷設が不要のこのシステム構築法は今後普及していくかもしれません。
NECでは、今後は製品化を急ぐとともに、本カメラを活用したさまざまなソリューションを提案していくとのこと。期待できます。
しかし同時に気軽に設置できることにより別の問題が懸念されます。管理が行き届かないと、盗撮の危険や、無線ゆえのセキュリティ面の不安(古い暗号化技術を使い続ける等の危険)もぬぐえません。
この新しい技術により無線カメラの敷居は低くなりそうですが、まず専門家に相談して、長期的な管理の視点のもと、計画的に導入することが必要でしょう。