Categories: ITなニュース 2008/12/25 木曜日
4コママンガ「理系の人々」で、理系人はイルミネーションを見て感動するポイントが違うという話がありましたが、悲しいかな私もクリスマスイルミネーションを見て、最近のLEDはほんとにカラフルになったなぁなどと感じる類です。
青色LEDは発明対価をめぐった訴訟も起こり、いろんな意味で世間の注目を集めましたが、それだけこの発明は画期的で重要なものだったとも言えます。
赤色は1960年代には既に実用化されていましたが、長い時間をかけてようやく光の3原色がそろい、どんな色でも表現できるようになりました。
特に赤・緑・青の3色の半導体を一緒に光らせて表現する白色は長年の夢でした。
クリスマスツリーなどのLEDは、コストを下げるために、青色LEDに黄色(赤と緑の混合色)の蛍光塗料を吹き付けて白色に見せるといったこれまたすばらしいアイデアが使われています。
LEDは明るいですし、発熱も少なく省電力です。これからますます普及していくのでしょう。
趣がなくなるというのは確かにあると思います。ろうそくや電球にしか出せない雰囲気があります。趣を大切にしたいシーンでそれらが失われていくことには反対ですが、技術的視点で見ていると、それとはまた別の次元で楽しめることもある?という話でした。