もし、Core2もしくはCentrinoと呼ばれるCPUがパソコンに搭載されている場合、インテルのvProテクノロジーのAMT(Active Management Technology)を活用できます。
vProはクライアント環境全体を包括的にリモート管理できる仕組みです。クライアント PC のインベントリー収集から状態監視、パッチプログラムの適用、各種ソフトウェアのアップデート、さらには障害発生時の迅速な修復に至るまで、あらゆる管理業務を IT 管理者のコンソールから行えます。また、クライアント PC の電源がオフになっている場合や、OS がクラッシュしているような場合にも遠隔からサポートできるというすぐれものです。
とはいえ、これらは大企業向けのサービスで、大抵これらの機能を使う管理ソフトは高額です。(1クライアント 1万円程度)
無償ツールとして、IntelがIntel System Defense Utility 1.8を提供しています。このソフトでリモートからAMTが動作しているPCの電源オン、オフ、BIOS設定などが可能になります。
VPNを張っていてPCがvPro対応のCPUの場合、起動もしないPCを遠隔地からリモートでリカバリをかけるなんて芸当が可能です。
このツールをつかって、遠隔地からリモートでリカバリに挑戦された方の記事はこちらになります。
この機能を使えば、PCが起動しないけどハードディスクは大丈夫というトラブルに見舞われた場合は、遠隔操作で修理して、移動時間を短縮することが可能になります。とはいえ、狭い沖縄だと拠点が点在しても海外や本土等と比べると大したことはないので、この機能を活用する機会は少ないかもしれませんね。