パソコン業界は、他の家電販売業種と同じく販売クールを持っており、新しい技術や機能の発表だけでなく、消費者の需要や動向、財布の緩む時期をよーくにらんで新機種の投入や追加を行います。
だいたい毎年9月?10月の時期に新機種の発表を行い、ラインナップを刷新。型番が新しくなったり、部品や使用も大きく変わるとしたらこの時期。だいたい傾向として、ソニーは早めに発表を行い、人気を集めようとするプライドがありますね。一度はVAIO、という気持ちを掻き立てます。
もう一つの新製品の出る時期として、新モデルに不具合調整や意見に基づいた修正をおこなったものが2月から3月の春の時期に登場します。マイナーチェンジといったところでしょうか。カラーが追加されていたり、メモリやハードディスクといったパーツがグレードアップされていたりします。
それ以外の時期にもでますがだいたいメインはこんな流れです。
こうしたクールにあわせ販売店は安売りやテコ入れを行っており、ということはやはり12月のバーゲン時期、またいまの夏の商戦の時期が手ごろな価格で手に入ることが多いでしょう。
とくに新モデルの搭乗前に現行モデルを売り切りたいメーカーの本音と、安定化を図った春モデルがお安く手に入るというお客の狙いがかぶるので、今の時期は注目ではないでしょうか。
なので現在の時期には「売り切りたい」度が新聞のチラシよりもメーカーウェブサイトの「アウトレットパソコン」コーナーによく反映されています。その傾向と対策と、いまが実際「買い」なのか分析してみましょう。
いまさら聞けないアウトレットパソコン
アウトレットパソコンとは、メーカーが製造したパソコンが売れずに残ったものです。糸満のアウトレットモールあしびなーと同じです。新しいモデルが登場するたび、またはその前に販売されます。
また、わけあり品、いわゆるキズもので返品された品を組み立てなおして出品されているものも登場します。
じゃあ、だめなの?すぐ壊れるの?
といわれれば、最新のものには劣りますが十分に使えるものばかりです。
とくに現在、各パソコンの基本性能は上がってきているので、ふつうにオフィス文書を作り、メールを送り、インターネットでオリンピックの結果を見たりYoutubeでおもしろ動画を見るだけであれば差別化が図りにくくなっています。
しかしメーカーとしてはなんとか売り切りたいので、破格の値段をつけていることがあり、実はお得です。
アウトレットパソコンの売っているところ
内地ではメーカーが直接アウトレットパソコンを置いている取扱店がありますが、県内では直接置いている量販店はほとんどないと思います。その量販店の展示品、また棚卸品は十分に安くなっている可能性は大。
けれどメーカーのホームページ、ショップサイトで購入できます。
アウトレットといえば、というくらい早くからアウトレット直販に力を入れています。安いですね。けっこう入れ替わりが激しく、最新のもの、まあまあ前のモデル入り乱れて紹介されています。
広くしられているメーカーですが、アウトレットモデルを扱っています。おっ、現在は珍しい水冷機能、テレビチューナーのついたモデルが登場していますね。あと1つです。
クールでポップでシティなデザインで評価の高いVAIOもアウトレットがよく出ています。しかしVAIOはアウトレットといってもやはり若干高めで、しかも人気が高いためか品薄傾向でもあります。意外と掘り出し物も見つかるのではないでしょうか。
いろんな機能の付いたFUJITSUも、アウトレットを扱っています。どれもすでにWindows Vistaモデルですが、春モデルの残りのためメモリは2GBはどれも積んでおり、日常で使うには楽しめるのではないでしょうか。
最近飛ぶ鳥を落とす勢いのApple。こちらもアウトレットを扱っており、5%から40%くらいの幅で安くなっています。Macの場合、外観は大きくはモデルチェンジをしないので、少し前のものでも気にならないかもしれませんね。iPodも安く売っています。
購入するときに気をつけること
やはりあくまで「のこりのもの」なので、仕様やスペックが限られており、選択のできないケースが多いです。メーカー直販で普通に買う際は、メモリやソフト、機能を選択して価格が決まっていきますが、これが決まってしまっています。
そのため、よくスペックや機能を把握して見比べて、買うことにしましょう。
また、キズもの等を組み立てなおしたモデルの場合、メーカー保証が通常より短くなっているケースがあります。念のためですが気にしてください。まあ、その分安くなっているので、ご購入は計画的に。