世界一美しい礼拝堂と世界一美しいコンテナ

Categories: ITなニュース  2009/6/16 火曜日

美しさの基準は人それぞれですので、決して押し付けではありませんので、あしからず。。

機能的であるのは美しい事と結びつきます。このお仕事をしていていて、最初にサーバーセンターに入って、無数のサーバーラック群を目にした時、あまりの美しさに感激しました。きれいに束ねられたケーブル類、絶えず点滅しているたくさんのハードディスクのアクセスランプ。画一化されて、整然と並んだラック類。とはいえ、感動したのは最初だけで、非常に寒く、轟音のうねるサーバたちの中で、30分も作業をすると逃げ出したくなります。

礼拝堂というと、歴史的なものが、静かに眠っているイメージですが、ヨーロッパ最強のサーバーは礼拝堂の中で、おそらく轟音を立てて、活動しています。

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このようなコンピューターを収納する場所は、最近はコンテナの中になってきました。

これはSun Microsystemsの「Black Box」と呼ばれるコンテナサーバーですが、今はRackable、IBM、HPなど各社が提供しています。電気効率が驚異的で、サーバーセンターの究極の形といえます。PUEと呼ばれる電力効率性の指標がありますが、それはデータセンター全体の消費電力をサーバー機などのIT機器の消費電力で割った値で、データセンターに供給される電力が全てサーバー機などのIT機器で消費されている場合に「1」となります。国内の一般的なデータセンターのPUEは2.3?2.5程度で,データセンターが消費する電力の半分以上が,IT機器以外のエアコンや照明機器などが消費しているのですが、HPのコンテナの場合ですと、PUEの値が1.2?1.25という驚異的な効率なのだそうです。この電力効率の高さは,サーバーの冷却に水冷方式を採用することで可能になっているとの事。これからのサーバーセンターはコンテナやユニット化してくるのかもしれませんね。


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

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