26日付けの毎日新聞の記事によりますと、総務省は家庭内の電化製品に電源コードなしで電力を供給するワイヤレス電力供給を実現するため、必要な電波の周波数帯割り当てを検討しているようです。
「家電を自由に配置できることになれば「ライフスタイルに大きな変革をもたらす」と指摘。電気自動車の無線給電スタンドや、超小型内視鏡への電力供給の可能性にも言及する。」 – 毎日新聞記事引用
これが実現すれば、電源の関係で設置場所が縛られていた家電やPCも自由に持ち運びができることになります。技術の進歩はほんとに早いですね。
最近ニュースでも取り上げられることが多いように、ノートパソコンや自動車はますます電池に依存するようになってきています。
それで各電池メーカーでは効率の良い電池の開発にしのぎを削っているわけです。
性能の良い電池も商品のセールスポイントの一つなんですね。
しかし電源のワイヤレス化によって今のような電池がいらなくなったら..?
当然のように電池の残量を気にせずに機器を扱うことができます。
今ほど電池の性能が商品のセールスポイントに直結しなくなるかもしれません。
もちろん電池が全くなくなるというわけではないと思いますが、今ほど電池に依存する必要も無くなるのではないでしょうか。
もちろん電池にはまだ可能性も効率化の余地もたくさんあるのでしょうが、電源のワイヤレス化はさらにその先を進む技術だと思いました。
無線ネットワーク技術とあわせてまたユビキタス社会に大きく近づいたといえるのではないでしょうか。
電気を伝送する方法はまだこれというものが決まっていないようで、これから技術研究をする余地も多分にあるようです。
余談ですが、大きなスケールではこんなことも..。
宇宙の太陽光をレーザー光に変換、地上へ