美しさの基準は人それぞれですので、決して押し付けではありませんので、あしからず。。
機能的であるのは美しい事と結びつきます。このお仕事をしていていて、最初にサーバーセンターに入って、無数のサーバーラック群を目にした時、あまりの美しさに感激しました。きれいに束ねられたケーブル類、絶えず点滅しているたくさんのハードディスクのアクセスランプ。画一化されて、整然と並んだラック類。とはいえ、感動したのは最初だけで、非常に寒く、轟音のうねるサーバたちの中で、30分も作業をすると逃げ出したくなります。
礼拝堂というと、歴史的なものが、静かに眠っているイメージですが、ヨーロッパ最強のサーバーは礼拝堂の中で、おそらく轟音を立てて、活動しています。
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このようなコンピューターを収納する場所は、最近はコンテナの中になってきました。
これはSun Microsystemsの「Black Box」と呼ばれるコンテナサーバーですが、今はRackable、IBM、HPなど各社が提供しています。電気効率が驚異的で、サーバーセンターの究極の形といえます。PUEと呼ばれる電力効率性の指標がありますが、それはデータセンター全体の消費電力をサーバー機などのIT機器の消費電力で割った値で、データセンターに供給される電力が全てサーバー機などのIT機器で消費されている場合に「1」となります。国内の一般的なデータセンターのPUEは2.3?2.5程度で,データセンターが消費する電力の半分以上が,IT機器以外のエアコンや照明機器などが消費しているのですが、HPのコンテナの場合ですと、PUEの値が1.2?1.25という驚異的な効率なのだそうです。この電力効率の高さは,サーバーの冷却に水冷方式を採用することで可能になっているとの事。これからのサーバーセンターはコンテナやユニット化してくるのかもしれませんね。