Microsoftの宣伝ではないですが、XPの時と比べてセールス面で出足の鈍いVistaを買いたくなる..かもしれないユニークな機能を紹介してみようと思います。今回はとくにVista Ultimate限定の機能なんですが…。
あまり知られていない..と思うんですが、Windows Vista UltimateEdition のユーザーの特典機能としてWindows DreamSceneを利用できます。つまり”動く壁紙”のことなんですが、昨年の09/25日に日本語版のユーザーも利用できるようになりました。Vista Ultimateの売りの機能の一つになります。
使用できる動画の種類やハードウェアの要件は以下のとおりです。
- Windows DreamScene は .mpeg および .wmv のビデオ ファイル形式のみをサポート。
- Windows DreamScene ビデオのサポートには、Windows Aero 対応のグラフィック カードが必要。
mpeg形式やwmv形式であれば自分で作成した動画も壁紙に設定できるということになります。
これまでも特定のアプリケーションを利用すれば、Vistaを問わず壁紙に動画を設定できたようですが、それではDVDを再生ソフトを利用して表示しているのと同じくらいの負荷がかかってしまい、場合によっては本来の使用目的のアプリケーションがスムーズに動かないといったこともあったようです。これでは本末転倒ですね。
もともとWindows Vista の Basic以外のグレードではAeroという機能を利用するために高性能なグラフィックボードを利用していることが多いです。Windows DreamScene では背景の動画処理をグラフィックボードに任せてしまうことができるためにCPUには大して負荷をかけず本来の作業にその能力を割り振ることができます。
Windows DreamScene は[Windows Update]から[利用可能な Extras の表示]を表示させ[Windows DreamScene Content Pack] チェック ボックスをオンにし、[インストール] をクリックすることでインストールできます。
インストール後、デスクトップの何もないところで右クリックして[個人設定]、[デスクトップの背景] の順にクリックします。[場所] ボックスの一覧で [Windows DreamScene Content] をクリックし、デスクトップの背景に使用するビデオを選択します。
これでデスクトップに”動く壁紙”が設定できたわけです。
ついつい見とれてしまって仕事が手につかない(!?)ことになるかもしれませんね。
そんなわけでこれからWindowsをご購入予定の方はVista Ultimateも候補に入れてみてはいかがでしょうか。